40代50代女性の転職は可能?総務省のデータで見る「女性の転職」

転職

40代50代の女性の転職は可能なのか、気になりますよね。

「40歳を超えたら転職は難しい」
「40代50代女性の求人は少ないはず」

このように思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、40歳を超えても転職は可能です。総務省が発表している統計データによると、40代50代女性も実際に転職できているからです。

そこでこの記事では、女性の転職について、総務省が発表している統計データを基に紹介していきます。

総務省のデータで見る「40代50代女性の転職」

総務省では毎年「労働調査」という名前の調査を実施し、その結果を発表しています。今回は、そのデータの中から「女性の転職者」と「女性の転職希望者」をピックアップして調べてみました。

まずは、その数字を見てみましょう。

40代50代女性の転職者数と転職希望者数

以下の表は、総務省の調査結果を基にして、45〜64歳女性の転職者数・転職希望者数をまとめたものです。

45〜64歳全年代
転職者54万人163万人
転職希望者177万人471万人
転職者÷
転職希望者(%)
30.5%34.6%
※総務省の労働力調査結果(2022年)を基に株式会社ウェブリックハウスが加工

このデータを基に単純計算してみると、45〜64歳女性の転職希望者のうち実際に転職した人の割合は30.5%、全年代の女性の場合は34.6%でした。

ここで注目したいのは、この人数割合だけを見ると、全年代と比較して45〜64歳女性の数字が極端に小さいわけではないという点です。もちろん、職種や条件など考慮すべき点はありますが、40代50代の転職も可能ということを示しているのではないでしょうか。

世の中が多様化した結果、人生経験豊富な人材を求める企業も増えてきているのかもしれません。

もう一つ別のデータも見てみましょう。

40代50代女性の転職者比率

以下の表は、総務省の調査結果を基にして、45〜64歳女性の転職者数・就業者数をまとめたものです。

45〜64歳全年代
転職者54万人163万人
就業者1,254万人2,963万人
転職者÷
就業者(%)
4.3%5.5%
※総務省「労働力調査(2022年)」を基に株式会社ウェブリックハウスが加工
※就業者数=転職希望者数+転職非希望者数で算出

こちらの表でも、45歳以上の転職者比率は、全年代と比較すると小さいものの極端な差があるわけではありません。この表からも、40代50代でも転職の希望を持てると考えることができるでしょう。

まとめ

この記事では、40代50代女性の転職に関する総務省のデータを紹介しました。

40代50代女性の転職は、簡単ではないかもしれません。希望する仕事の募集要件に当てはまらないこともあるでしょう。しかし、実際に転職を実現している人も少なくないと分かったことは、一つの良い情報なのではないでしょうか。

人生100年時代なら、50歳はまだ人生の半分です。やりたい仕事を見つけて、次のキャリアを楽しみませんか。

出典:「労働力調査」(総務省統計局)

※アイキャッチ画像と記事中の画像は、DALL·E 3で生成したものです。

ユキさん(福田由季子)

Enjoy Second Career 編集長。株式会社ウェブリックハウス代表取締役。人事・キャリア研修講師。銀座コーチングスクール認定コーチ。家族は、夫、大学生の長女、中学生の長男、チワワ。

【職歴】
長女を妊娠中にIT企業を退職し、夫の駐在に伴って渡英。帰国後しばらく専業主婦を経験した後、在宅ワークで仕事を再開しました。長男を出産後に少しずつ仕事の幅を広げ、2016年に合同会社を設立→2018年に株式会社に組織変更し、現在に至ります。

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